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ハァーエ 鳥も渡るか あの山越えて 鳥も渡るか あの山越えて(コラショ)
雲のナァーエ 雲のさわ立つ アレサ 奥秩父 ※ 以下唄ばやし同様 咲くは山吹 躑躅の花よ 秩父銘仙 機(はた)どころ 花の長瀞 あの岩畳 誰を待つやら 朧月 三十四ヶ所の 観音巡り 娘十九の 厄落とし 一目千本 万本咲いて 霞む美の山 花の山 霧に濡れてか 踊りの汗か 月にかざした 手が光る 主のためなら賃機(ちんばた)夜機(よばた) たまにゃ寝酒も 買うておく 今宵一夜は 三峯泊まり 明日は雁坂 十文字 遠く聞こゆる あの笛太鼓 あれは秩父の 盆踊り 桑の葉影に 流るる太鼓 武甲二子(ふたご)の 月明かり 燃ゆる紅葉を 谷間の水に 乗せて荒川 都まで 炭の俵を 編む手にひびが 切れりゃ雁坂 雪化粧 秋蚕(あきご)仕舞うて 麦蒔き終えて 秩父夜祭り 待つばかり <唄ばやし> おらが方じゃこうだヨ おかしけりゃお笑いなット コラショ そうともそうともそうだんべ あちゃむしだんべに吊し柿ット コラショ 朝霧けたててよく来たね ちょっくら寄っておあたりなット コラショ 押せ押せ押せな 押してもいいから突っつくなット コラショ 坂道登ってよく来たね 田楽芋でも おあがんなット コラショ おっきり込みが出来たから ちょっくら寄っておあがんなット コラショ 済まない済まない済まないね 済まなきゃ女房にしておくれット コラショ べーべー言葉が止んだらば ナベやツルベは何ちゅうべット コラショ 盆が来たのに 踊らぬやつは 子でもはらんだか すばこが出たか 早く越せ越せ 大浜船頭 皆野通いが 遅くなる 大田田の中 桜ヶ谷は都 米のなる木を 見て暮らす 土京さだめて 戦場を越えて 行けば三沢の 三夜様 ●口説調 木崎街道の 三方の辻に お立ちなされた 石地蔵さんよ 男通れば あちら向いてござる 女通れば 袖引きなさる これがヤーハーエー これがまことの 色地蔵さんよー 金もないのに 大寺建てて 高さ十二間 横幅九間 奥の欄間の 彫りもの見たか 奥の欄間の 彫りもの見たか 一にナーハーエー 一にトタンに 十二の湯桶 おらが隣りじゃ いい婿取った おらがとなりじゃ いい婿取った 医者で伯楽で 大工で左官 臼の目も切る こたがもかける 人に頼まれりゃ 屋根屋もするが 人が見なけりゃ ちょくら持ちもなさる 何の因果が 餌さしが好きで 餌さし出るたび 足袋装束で 腰に餅つぼ 手に竿下げて 裏の小山へ よっこらよいと登る 一丁登れば 小松原がござる 松の小枝に 小鳥が一羽 こいつさしてやろうと 竿取り直す 竿は短し 小鳥は高い そこで小鳥の 申することにゃ お前餌さしか わしゃ百舌の鳥 お前竿持って さすのが渡世 ご縁あるなら またこの次に ご縁あるなら またこの次に さしてもらおうと 暇(いとま)とる ●金子伊昔紅作 花の長瀞あの岩畳 誰を待つやらおぼろ月 秋蚕仕舞うて麦蒔き終えて 秩父夜祭待つばかり 炭の俵を編む手にひびが 切れりゃ雁坂雪かぶる 咲くは山吹つつじの花よ 秩父銘仙機どころ 宝登の並木で松約束よ 何を長瀞してるやら 一夜泊ればつい長瀞の 味が忘れぬ鮎の宿 さす手引く手の揃いの浴衣 どれが姉やら妹やら わたしゃ本場の秩父の娘 仇にゃ織らない色模様 主のためなら賃機夜機 たまにゃ寝酒も買うておく 夢も長瀞うれしい一夜 宝登のよいのが忘られぬ 小春障子に影ゆらゆらと 籾をするすの嫁姑 月は傾き踊は果てて 暁のしじまを飛ぶ鴉 月がやぐらの真上に来れば 踊り澄む輪の十重二十重 庄司重忠ゆかりの秩父 今にすたらぬ義と情 わたしゃ中津の炭負い嫁 深山ざくらは遅く咲く 霧に濡れてか踊りの汗か 月にかざした手が光る 踊り疲れて輪を出てみたが 主の音頭でまた踊る 一目千本万本咲いて 霞む美の山花の山 ●公募歌詞(昭和5年~47年)入選作 好いて好かれて好かれて好いて やがて世帯は皆野町 鳥も渡るかあの山越えて 雲のさわ立つ奥秩父 恋は異なもの首さえ捨てた 皆野戦場の石地蔵 遠く聞こゆるあの笛太鼓 あれは皆野の盆踊り 武甲山割りドンと鳴りゃ昼よ いとし女房と麦茶漬 狭霧朝霧炭つけ馬 かげは見えねどシャラシャンと 忍び逢う時は浅間山の 尾根の松の葉月かくせ 泣いて別れた栗谷瀬川原 知るは渡しの舟ばかり 燃ゆる紅葉を谷間の水に 乗せて荒川都まで 踊り太鼓が手に取るように 嫁の里から皆野から 元は繰り舟親鼻渡し 今はタクシー二人づれ 主が唱えば私が踊る 共にやぐらの上と下 秩父音頭も踊れぬくせに 嫁にゆくとは気が強い 盆だ盆だよみな出て踊れ 釈迦も孔子も来て踊れ 秩父むかしから踊りの国よ 踊りおどらにゃ名がすたる 月の露営の仮り寝の夢に ひびけ今宵の笛太鼓 雨が降るよと蓑笠つけて 山の高処の桑摘みに 無理のようだが男を産めと 主のたよりが戦地から 霧が湧き立つ霧藻が峯に 啼いて明かしたほとぎす 炉縁いとしやもろこし餅で 踊り太鼓をたたく真似 三十四ケ所の観音めぐり 娘十九の厄おとし 山の鴉が塒に帰へる わたしゃお主に逢ひにゆく 瀞の雄滝が雌滝に通ふ 月もひととき雲がくれ 鮎の早瀬にせかれて下る 心残りの岩だたみ 谷間づたいに太鼓がひびく 踊りどこだと月にきく 主が来たかと機音止めて 出れば月夜の蕎麦畑 二瀬ダムから流れる水が 里じゃ黄金の波となる もろこし焼餅はたいて吹いて 炉端色めく嫁ばなし 鮎の早瀬に夕日が落ちりゃ 踊やぐらの灯が映る 機を織る灯がいつしか消へて 桑の夜露に月宿る 月にかざした踊の手にも 逢ふたあの娘の香が残る うどにのごんぼたろっぺに蕨 おらが秩父の味のよさ 笛や太鼓の音きくままに 花の秩父路更けてゆく 桑の芽立ちにせかるる心 遠い浅間の灰曇り 桑の芽立ちの秩父路行けば 瀞のあたりは花曇り 咲くは石楠花駒鳥啼いて 登る両神霧の中 秩父山脈しずかに眠りゃ 屋台ばやしがゆり起こす 恋の長瀞おぼろに暮れて 影が寄り添う岩だたみ 美鈴山から出てくる月を 招く踊りの手が揃う わたしゃ栃餅山家の育ち 主はもろこし里生れ 羊山には朝日が昇り 秩父夜祭り夜明けまで 栗も笑み頃茸も出頃 娘年頃恋ごころ 添うて嬉しい二人を映す 花を浮かべた瀞の水 柿ももがなきゃ鴉がつつく わたしゃ熟れたになぜ取らぬ 秩父夜祭りえにしの糸よ 今じゃ機織る主のそば 虹がつないだ栗谷瀬渡し 恋のかけ橋いつかかる 想い出しますあの盆踊り 主と踊った愛宕塚 わたしゃ国神あなたは三沢 今じゃ二人の皆野町 踊る手と手に輪と輪がゆれる 月じゃ兎の手がゆれる 夢にまで見た皆野の町へ あすはお嫁にゆくわたし 孫を抱えた姑と嫁を のせて豆トラ野良がえり はずむ踊の輪と和が結びゃ つなぐ手と手が町づくり 背戸の畑の芽桑の帯を ほどく手元の日が伸びる 踊る姿に見とれて居たら いつか手を振り首を振る 柿を囲んで明るい夜業 むいてつるべて春を待つ 皆野みなのが皆出て踊りゃ 知らず知らずに丸くなる 調子とりとり腰うごかして 心ゆくまで踊るよさ 家内総出で踊った顔に 笑いこぼれるけさの膳 町を総出の踊りの宵は 昇る月さえ丸くなる 夢のお国かおとぎの国か 霧にネオンの浮かぶ街 忍び逢う坂金比羅あたり かなえ栗谷瀬恋の橋 月がささやく太鼓が招く 踊るあの娘は目で招く 秩父深山に石楠花咲けば 恋も咲きます二瀬ダム 踊り明かした娘の頃を 想い出させる笛太鼓 皆野みの山月の出日の出 夢と文化の皆野町 わたしゃ還暦まだまだ若い 踊太鼓に気もそぞろ 歌と踊でとけ合う時は 月もほほえむ夜も明ける 孫の踊に手拍子そろえ わしも自慢の音頭とる 老いも若きも揃って更けりゃ おぼろ月夜の夢の町 伊豆や草津のいで湯のまちに 秩父音頭の花が咲く 皆んな集まれ皆野の人よ おどる輪の中唄の中 唄い上手ときいてはいたが 主の音頭にまた惚れた 手ぶり明るい踊の花が 咲くよ住み良い皆野町 孫の音頭で姑と嫁が 踊りゃ笑顔に花が咲く 皆野来たなら嫁さも踊れ 婆が手をとる留守もする 夕飯すませてひと風呂浴びて あとは踊りを待つばかり 嫁も姑も手拍子そろえ 唄と踊りの輪がはずむ 人目しのんで長瀞下り のぞく山吹雪やなぎ 花のしとねを着て美の山が 秩父音頭の町を抱く 秩父音頭の生まれた里は 花の美の山皆野町 春は長瀞美の山までも 花に浮かれた人の波 板東西国秩父の札所 めぐり納めの水潜寺 お山がかりを花火で知らしゃ 街は灯の海人の波 皆野親鼻大浜までも 流しおどりの花が咲く 春の講社の満員馬車に 宝登の土産の渋団扇 紅の匂いもほんのり見せて 三十四番の結願寺 芽吹くあぜ桑菜の花小みち 札所まいりの鈴の音 馬車にゆられて宝登山まいり 鹿とお猿のお出迎え 花とぶどうの皆野の町は 秩父音頭の歌の町 春の秩父路お遍路さんの 笠に蝶々がもつれあう 願いごとなら宝登山さまへ 好いたあの娘と添えるよに 樽に腰かけ盃被り 羅漢様さえうかれ出す 西に両神南に武甲 遠く三峯奥秩父 可愛あの娘のお遍路姿 笠に隠れた顔見たい 手びき荒びきもろこし餅の 中は味噌餡漬菜餡 雲が飛び行く甲武信の空へ 招く山百合奥秩父 花の美の山紅葉の中津 瀞に掉さす舟下り 峰の雪さえほろりととかす 秩父娘のかたえくぼ お蚕上手で踊りも上手 おらが娘さあの手振り ●相の手 おーらがほーじゃこうだよ おかしけりゃお笑いな そうともそうともそうだんべえ アチャムシダンベにつるし柿 朝霧けたててよく来たね ジロバタ寄っておあたんな おっきりこみが出来たから ちょっくら寄っておあがんな べえべえ言葉がやんだらば 鍋やつるべばナンチューベ おらがほーじゃこーだよ そうともそうともそうだんべ スッチョイバケツが十三銭 安いと思ったら底ぬけた すまないすまないすまないね すまなきゃ女房にしておくれ 押せ押せ押せな 押してもいいからつっつくな 寄って飲みなよせくこたねーよ 朝茶はその日の難のがれ ほりながらずに言ってみな 駄目ならさらっと諦めな しちふりこいてと言われても でっけえことをやってみな 一富士 二鷹 三なすび お嫁に行く日はまだ見ない いいから貸すから飲んできな ある時きゃさらりと置いてきな ああだんべこうだんべ 言わなきゃ話がまとまらぬ ラッキョウラッキョウ 生ラッキョウ むいてもむいても種がねえ #
by 55kara
| 2006-02-10 18:51
| 音頭もの
[い] いにしへの 道を聞きても 唱へても わが行ひに せずばかひなし
[ろ] 楼の上も はにふの小屋も 住む人の 心にこそは たかきいやしき [は] はかなくも 明日の命を 頼むかな 今日も今日もと 学びをばせぞ [に] 似たるこそ 友としよけれ 交らば われにます人 おとなしき人 [ほ] ほとけ神 他にましまさず 人よりも こころに恥ぢよ 天地よく知る [へ] 下手ぞとて 我とゆるすな 稽古だに つもらばちりも 山とことの葉 [と] 科ありて 人を斬るとも 軽くすな いかす刀も ただ一つなり [ち] 智恵能は 身につきぬれど 荷にならず 人はおもんじ はづるものなり [り] 理も法も 立たぬ世ぞとて ひきやすき 心の駒の 行くにまかすな [ぬ] ぬす人は 余所より入ると 思うかや 耳目の門に 戸ざしよくせよ [る] 流通すと 貴人や君が 物語り はじめて聞け 顔もちぞよき [を] 小車の わが悪業に ひかれてや つとむる道を うしと見るらん [わ] 私を 捨てて君にし 向はねば うらみも起こり 述懐もあり [か] 学文は あしたの潮の ひるまにも なみのよるこそ なほ静かなれ [よ] 善きあしき 人の上にて 身を磨け 友はかがみと なるものぞかし [た] 種子となる 心の水に まかせずば 道より外に 名も流れまじ [れ] 礼するは 人にするかは 人をまた さぐるは人を さぐるものかは [そ] そしるにも ふたつあるべし 大方は 主人のために なるものと知れ [つ] つらしとて 恨みかへすな 我れ人に 報ひ報ひて はてしなき世ぞ [ね] ねがはずば 隔てもあらじ いつはりの 世にまことある 伊勢の神垣 [な] 名を今に 残しおきける 人も人 心も心 何かおとらん [ら] 楽も苦も 時すぎぬれば 跡もなし 世に残る名を ただ思ふべし [む] 昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あはざるはなし [う] 憂かりける 今の世こそは 先の世と おもへばいまぞ 後の世ならん [ゐ] 亥にふして 寅には起くと ゆふ露の 身をいたづらに あらせじがため [の] 遁るまじ 所をかねて 思ひきれ 時に到りて 涼しかるべし [お] 思ほへず 違ふものなり 身の上の 欲をはなれて 義をまもれひと [く] 苦しくも すぐ道を行け 九曲折の 末は鞍馬の さかさまの世ぞ [や] やはらぐと 怒るをいはば 弓と筆 鳥にふたつの つばさとを知れ [ま] 万能も 一心とあり 事ふるに 身ばし頼むな 思案堪忍 [け] 賢不肖 もちひ捨つると 言ふ人も 必ずならば 殊勝なるべし [ふ] 無勢とて 敵をあなどる ことなかれ 多勢を見ても 恐るべからず [こ] 心こそ 軍する身の 命なれ そろゆれば 生き揃はねば死す [え] 回向には 我と人とを 隔つなよ 看経はよし してもせずとも [て] 敵となる 人こそはわが 師匠ぞと おもひかへして 身をもたしなめ [あ] あきらけき 目も呉竹の この世より 迷はばいかに 後のやみぢは [さ] 酒も水 流れも酒と なるぞかし ただ情けあれ 君がことの葉 [き] 聞くことも 又見ることも 心がら 皆まよひなり みな悟りなり [ゆ] 弓を得て 失ふことも 大将の 心一つの 手をばはなれず [め] めぐりては 我身にこそは 事へけれ 先祖のまつり 忠孝の道 [み] 道にただ 身をば捨てむと 思ひとれ かならず天の たすけあるべし [し] 舌だにも 歯のこはきをば 知るものを 人は心の なからましやは [ゑ] 酔へる世を さましもやらで さかづきに 無明の酒を かさぬるは憂し [ひ] ひとり身を あわれと思へ 物ごとに 民にはゆるす こころあるべし [も] もろもろの 国や所の 政道は 人に先づよく 教へ習はせ [せ] 善に移り 過れるをば 改めよ 義不義は生れ つかぬものなり [す] 少しきを 足れりとも知れ 満ちぬれば 月もほどなき 十六夜のそら ■島津日新斎(忠良) 島津家の内紛を収拾した忠良は、子貴久を守護職につけ、1550 年(天文19 年) 加世田へと退いた。その後も行者的、学者的活動で貴久を支援した。神儒仏教の合一、四書五経と朱子学の推奨と「伊呂波歌」の作歌で家臣団統率にあたり、近世大名としての島津氏の基礎をつくっ た。日新斎の教えは、島津家の家訓として 受け継がれ、薩藩士風の指針を示すとともに、精神文化の高揚に大いに役立った。 「いろは歌」にうかがえる儒教的な心構えを基礎とした忠良の教育論は、孫の四兄弟・島津義久、島津義弘、島津歳久、島津家久にまで受け継がれることとなり、現代にも大きな影響を与えている。 晩年は島津日新斎と号し、いずれも優秀な四人の孫を「総領の義久、武勇の義弘、智謀の歳久、兵法の家久」と評し、1568年死去した。 #
by 55kara
| 2006-02-06 20:28
| 道歌もの
米 搗 唄
一、 米搗きはサーヨーイ 楽だと見せて(合唱)らーくジゃーない 何仕事 サーヨーイ 仕事に楽は (合唱) あーりゃしーない ヨイトコ ソーリャ(合唱) サーノーナー ヨーイ 二、 山鳩は 酒屋の破風に (合)巣をかけた 夜明ければ 米張れ搗けと (合)さえずるよ 流 し 唄 一、 (甲) ハーアアー今朝のヤー 寒さに ハーアア洗番はー どなた (乙) 可愛いヤー 男のー ハーコリャー 声がーするヨ 二、(甲)可愛い 男の 洗番のときは (乙)水も湯となる 風たたぬ 三、丹波 通いに 雪降り積る 家で妻子が 泣いている 四、家で 妻子が 泣くのも道理 私しや他国で 泣いて居る 五、会津 磐梯山 宝の お山 笹に黄金が なりさがる 六、笹に 黄金が なるとは嘘よ 辛棒する木に 金がなる 七、丹波 与作どの 馬方やめて 今じゃお江戸で 二本差す 八、二本 さすとて 威張るな与作 娘かんざし 二本さす 九、二本 かんざし 伊達にはささぬ 切れし前髪 留めにさす 十、切れし 前髪 櫛の歯でとめる とめてとまらぬ 色の道 米 研 ぎ 唄 一、 (甲)ざぐりナー ハエざぐりと 今研く米で ヨー (乙)お酒ナー ハエ造りて お江戸に出す ヨー 二、お江戸ナー ハエ出す酒 名のよいお酒 ヨー 三、酒はナー ハエ剣菱 チョイト男山 ヨー 四、研げゃナー ハエ研げゃとげ 研ぎあげて 煙草 ヨー 荒もと摺唄(曲、詩とも米搗唄と同じ) 一、荒もとは 楽だと見せて (合)楽じゃない 何仕事 仕事に楽は (合)ありゃしない 二、山鳩は 酒屋の破風に (合)巣をかけた 夜明ければ 酒売りだせと (合)さえずるよ 三、南部では 高さもたかい (合)岩手富士 県下ろせば 盛岡市が (合)目の下に 四、名所では 石割桜 (合)お城跡 清らかな 北上川が (合)流れおる 五、乙部町 柳の葉より (合)狭い町 狭いとて 一夜の宿で (合)銭をとる 六、松前は 南部の果の (合)はなれ島 はなれも 一夜の宿で (合)銭をとる 七、松島の 瑞巖寺程の (合)寺もない 前は海 後は山で (合)小松原 八、仙台の 宮城ケ原の (合)萩の花 咲き揃うて 錦にまさる (合)萩の花 九、頼みます 左の方に (合)頼みます 文句のよいとこ (合)頼みます もと摺本調子唄 ハー 音頭来たそうだー アヤーエ 皆様たーのむ (合)声をそーろえて エヤーエ 頼みますヨー 一、トロリトーロリとヤーエ出た声なればー (合)声をとーられたーヤーエ 川風にヨー 二、川の鳴る瀬に 絹ヤ機たてて 波に織らせて 瀬に着せる 三、揃うた揃うたと 南部衆が揃うた 秋の出穂より なおそろうた 四、揃うた出穂にも おくれ穂もござる 此の家 若い衆 おくれゃない 五、おくれないのに はやり伴天きせて やるぞ伊丹の はたらきに 六、やるぞ伊丹で 今とる もとで お酒 造りて 江戸に出す 七、江戸に出す酒 品のよいお酒 酒は剣菱 男山(その庫の酒名) 八、男山だと どなたが名を呉れた 諸国諸大名 名をくれた 九、諸国諸大名 生れはいづこ 出羽が庄内 鶴ケ丘 十、鶴ケ丘では 羽黒山の鐘は ついて放せば 七日なる 十一、七日なるとは 撞木か 鐘か 鐘と撞木が 合えばなる 十二、どんと飛びます 大阪の城は 前は淀川 船がつく 十三、船がつくとは 昔のことよ 今はごみ川 鰌がつく 十四、鰌のつくは 秋坂ごろよ 春は雪じる 鯉がつく 十五、肥えた鯉鮒 みみずで釣るが 都女郎衆は 金で釣る 十六、よかろよかろと もと屋さんがおしゃる これでオシャンなら おさめおく 十七、納めおくには 何というで止める 酒屋ご繁昌と いうて 止める ヨーイヨイヨイワサノ サーサコレワイサノサ ヨーイワヤッサノヨイ 仲仕込唄 一、 ヤーアレとーろりナンセーエエ エーエエとーろりと~ヤーエ 出たこーえ~なーれ~ば(合)ヤーアレこーえをナンセーエエ エーエエとーられた~ヤーエ かーは かアアぜエーに 二、 揃た揃たと 仲搗き揃うた(合)秋の出穂より なおそろた 三転(さんころ)搗唄(仲唄) これから三転(ころ)始りだ(合)ハー俺も一本しようかいな ハーヨイワサ (合)ハーヨイワサ 一、 お婆さん 何処ござるノーヤ 一升に二升 三升に四升 五升揃 横脇の方に ぶらしゃらと さげて(合)嫁の在所にノーヤ 孫抱きに 二、 お爺さん 何処(どっちゃ)ござるノーヤ ワッパに糧飯 きせるのドウラン 腰に鎌 さげて 三、 竹に雀が ノーヤ あっちの薮から こっちの薮えと チンチンパタパタ 口元そろえて 寒竹唐竹 孟宗なんぞと 品よくとまる (合) とめて 止まらぬノーヤ 色の道 四、 竹のきん切口ノーヤ すこたまこだまに なみなみたっぷり たまりし水も (合)澄まず濁らずノーヤ 減りもせず 五、 竹の一本橋ノーヤ 細くて長くて しなしなしおって 危いけれども 小田原提灯 一本足駄で ヒラリヤヒラリと 品よく渡りしときは (合)すべってころぶともノーヤ 諸共に 六、 竹の一本橋ノーヤ 細くて長くて しなしなしおって 滑って転んで 危ないけれども お前と二人で お手々をつないで 大阪下りの 蛇の目傘 相寄り差し合い お口を吸寄せ 渡るなら 渡る (合)落ちてくたばる共ノーヤ 厭(いと)やせぬ 七、 丹波与作どんはノーヤ 喰つく撥つく 飼葉桶 叩き毀す 馬防棒(まふせぎ)は 引き折る(ひっぽしょ)る 登り坂厭がる 下り坂は頑張る 朝寝は喜こぶ 仕舞酒は頑張る 馬方なれど (合)今じゃお江戸でノーヤ 二本差す 八、 江戸の与惣兵殿ノーヤ 三年三月九十九日 寝るのもねないで 算盤抱えて シッツキバッツキ 弾き出したる 引かけの追かけの車 (合)誰が廻すやらノーヤ くるくると 変調子 九、 ヤレくるりとヤーエ 廻るのが淀の (合)ヤレ川瀬のヤーエ 水車よ 十、 唄の仕舞は ヤーエ 何というて止める (合)ヤレご繁昌と ヤーエ 云うて止めるよ ハア ヨイワヤッサノ ヨイ 留仕込唄 サーアヨンセー(合)サーヨンセー サーアヨンセー(合)サーヨンセー 一、 ハイとーろーリナ ハイとーろーりとーヤーエ(合)ハヨーイヨイ 出たーこーえー なーれーど (合)ヤーレこーえエエをナ ハエとーらーアれたーヤーエ (音)ハヨーイヨイ(合)かーわかーぜーに 二、 川の鳴る瀬に 絹ヤ織たてて 波に織らせて 瀬に着せる 三、 そろうたそろうたと 南部衆がそろうた 秋の出穂より なおそろうた 四、 そろうた出穂にも おくれ穂がござる この家お庫に おくれない 五、 おくれないのに はやり伴天きせて やるぞ伊丹の はたらきに 六、 やるぞ伊丹で 今搗く留で お酒造りて 江戸に出す 七、 江戸に 出す酒 品のよいお酒 酒は 剣菱 男山(自庫の酒名) 八、 以下(もと摺本調子唄の歌詞通用) 仕舞唄の数々 イ、よかろよかろと 松尾様のお告げ(合)これで納めなら おめでたい ロ、見ればよさそだ 皆様 いかが(合)これでオシャンなら おさめおく ハ、唄の 仕舞は 何というて止める(合)酒屋 ご繁昌と いうて止める ニ、千秋楽 には これ限りない(合)鶴と 亀とが 舞いあそぶ ハ、そのや 鶴亀 何と云うて遊ぶ(合)酒屋ご繁昌と いうてあそぶ ニ、いきけば目出たい その唄返えせ(合)酒屋ご繁昌と いうてあそぶ ホ、聞けば よい声 も一度たのむ(合)酒屋ご繁昌と いうて止める ヘ、俺も 商売じゃ も一度返えせ(合)酒屋ご繁昌と いうて止める (総合唄) ハア留を搗いてはシャンとせ ハ、オシャシャノ シャンとせ ヨーイワヤッサノ ヨイ 数え文句 一、始まつたるは 一の谷 鵯(ひよどり)越えの 真坂落し 二、日光 結構 ありがたいは 信濃の 善光寺 三、山州は山の中 おまんは 毛の中 四、四ッ谷 赤坂 麹町 たらたら落ちるは お茶の水 五、ゴオンと 鳴るは 明け六ツの鐘 可愛い殿御の 目を覚す 六、六千軒は 高田のご城下 雪の降ること 日本一 七、お七可愛いや 鈴ケ森 スッカラチャンコ 灰にした 八、八ツバンドは 蛸の足 いかにも蛸に 足八本 九、九宝丹は 風邪払い 万金丹は 腹薬 馬の小便 水薬 十、藤堂は 和泉(いづみ)の守 十一、十一面は よい面だ 十二、十二薬師に 願をかけ 可愛いあの娘と 添ように 十三、十三明の春 穴蜂刺すのは まだ早い 十四、十四の春まで 待って呉れ 十五、十五夜お月は 世に余る 釜屋の品物 手に余る 十六、十六羅漢は 働らかん 大寒小寒 酒のかん 十七、十七島田は 投島田 抱いたら離すな 乗ったら降りるな ギュッギュとやらかせ 十八、十八女子の 棚ざらし 十九、十九穴蜂 脚気の妙薬 二十、廿というては 一わたり(二回目は二わたり) 酒造従業者の作業唄は、「歌も半給料」といわれるほど重要視された。 作業歌は、故郷をはなれた蔵人たちの郷愁を忘れさせて作業能率を高めるとか、従業者の意思を統一をはかるためだけでなく、歌によって作業の区切りを行っており、作業によって歌が異なる。 機械化などで酒造工程が合理化されるにつれ、作業唄の重要度は低くなった。現代では時計を使って作業の区切りを行うために、歌を歌いながら作業をする風景などは見られなくなっている。 #
by 55kara
| 2006-02-06 19:36
| 作業うた
(囃子)窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン 筑子の竹は 七寸五分じゃ 長いは袖の カナカイじゃ 踊りたか踊れ 泣く子をいくせ ササラは窓の 許にある 向の山を 担(かず)ことすれば 荷縄が切れて かづかれん 向の山に 啼く鵯(ひよどり)は 啼いては下がり 啼いては上がり 朝草刈りの 目をばさます 朝草刈りの 目をさます 月見て歌ふ放下(ほうか)のコキリコ 竹の夜声の 澄みわたる 万のササイ放下(ほうげ)すれば 月は照るなり 霊(たま)祭 波の屋島を 遁れ来て 薪樵るてふ 深(み)山辺に 烏帽子狩衣 脱ぎ葉てて 今は越路の 杣刀 娘十七八 大唐の藁じゃ 打たねど腰が しなやかな 想いと恋と 笹舟にのせりゃ 想いは沈む 恋は浮く イロハの文字に 心が解けて 此身をせこに 任せつれ かぞいろ知らで 一人の処女(なじょ)が いつしかなして 岩田帯 向いの山に 光るもんにゃ何んぢゃ 星か蛍か 黄金の虫か 今来る嫁の 松明(たいまつ)ならば さしあげて 燃やしゃれやさ男 漆千杯 朱千杯 黄金(きん)の鶏 一番(つがい) 朝日かがやき 夕日さす 三つ葉うつ木の 樹の下に 色は匂へど 散りぬるを 我世誰ぞ 常ならむ 憂ゐの奥山 今日越えて 浅き夢みし 酔ひもせず 「こきりこ」は、越中五箇山・上梨の山里を中心に伝承された全国的に有名な古代民謡る。 多くの民謡は起源や伝承の経緯がつまびらかでないのに比べ、この唄は『越の下草』や二十四輩順挿図絵、『奇談北国巡杖記』などの古文献に記載されており、大化改新(約一四〇〇年前)の頃から田楽として歌い継がれてきたという。 #
by 55kara
| 2006-02-05 15:48
| 盆踊り系
諦めて 酒でも呑んで 白川夜船で 寝たも良い
赤い切れかけ 島田のうちは 何で心が定まろうや 諦めて 酒でも呑んで 白川夜船で 寝たも良い あまりつらさに 出て山見れば 雲のかからぬ山はない 現れまして 首渡しょとも しかけた間男 止められぬ いつも来もせぬ この綾錦 丈がないので 結ばれぬ 今も鳴る 正午の鐘は 古い城下を 思わせる 唄えと 責めたてられた 唄が出ないで 汗がでる 唄の出処は 大町小町 唄うて流すは 下小町 梅は岡本 桜は吉野 蜜柑紀伊国 栗丹波 大きな魚 おらが釣り上げた 川原柳の 下流れ 大町衆にゃ 限るではないが お酒の呑む人 どなたでも 裏の三度豆 筍入れて 落とし玉子は なおよかろ 和尚様に 帯買うてもろた 品がようて 柄がようて 勿体のうて 締められぬ 和尚様に ゆもじ買うてもろた 幅がようて 模様がようて 勿体のうて 締められぬ 押せ押せ 村上の船頭 押せば瀬波が 近くなる 押せ押せ 新潟の船頭 押せば新潟ヤも 近くなる お茶は水がら 子は育てがら 下女とはさみは 使いがら お寺の前で 音頭取ったおなご 年は若いが 唄上手 男情なし この博多帯 とかく丈がない 切れたがる 踊らば 今夜限り 明日の晩から 踊りゃせぬ 踊りくたびれた 藁草履切れた 明日の朝草 なじょにしょや 踊り子 何故足袋履かぬ 履けばよごれて 底切れる 踊らば 今夜だに踊れ 明日の晩から 踊られぬ お前様に 七分通り惚れた あとの三分は 想うてくれ お前さんに 限るではないが お金のあるひと どなたでも お前さんに 何言われたとても 水に浮き草 根に持たぬ 思うて通えば 千里も一里 逢はで戻れば また千里 面白うて 足が地に着かぬ イヤお狐コンコンでも ついたやら 親の意見と なすびの花は 百に一つも 無駄はない お城山から 粟島眺め 心浮き橋かけて見る 俺とお前は 御門の扉 朝に別れて 夕に合う 鍛冶町から 鍾馗さま出ても 肴町通いは 止められぬ 上総ヤは 木綿の出処 兎角丈がないで切れやすい 鐘を叩いて 仏様であれば 鍛冶町若い衆は みな仏 髪は本田に 結うてはみれど 心島田に 結いたがる 通うてくれ 霜枯れ三月 花の三月 誰も来る 河内様 よく聞き分けて 二度と頼まぬ 今一度 可愛うて良うて 目が離されぬ これが他人だと 思われぬ かわら毛だとて 御諸願掛けた お鎌で刈るよな 毛が生えた 雲に架け橋 霞みに千鳥 お呼びないこと おしゃんすな 来るかやと 上下ながめ 川原柳の 音ばかり 下渡羽下の淵 どこの在郷だと思うな 村上五万石 目の下に 下渡山に お振り袖着せて 奈良の大仏様 婿にとる 来いとおじゃれば 身はどこまでも 下は南部の はてまでも 鯉の滝のぼり 何と云うてのぼる つらいつらいと 云うてのぼる 郷内おんちゃ 曲がりがね呑んだ のどにはばけないで よく呑んだ 声の枯れるのも 身のやつれるも みんなお前の ためだもの 声の出ないとき 馬の尻ツビなめれ 馬の尻ツビから スコタンコタンと コエがでる 心急けども 今この身では 時節待つより 他はない 腰にひょうたん下げ 相の風吹けば 飛んで行きたや お滝様 こぼれ松 手でかきよせて お前来るかと 焚いて待つ 在郷のとっつあ モッコにかて飯 ほうの葉に握り飯 親の代から 一代二代三代伝わる 桐の木ずんぐり あかつか煙草の こ臭いところを こてこてと詰めた 山辺里馬市 馬買いに 下がりの藤 手は届けども 人の花なら 見たばかり 鷺の首 べらぼのように長うて おまえさんと寝た夜の 短かさよ 五月節句は 蓬に菖蒲(あやめ) わしは御前に のぼる鯉 山辺里橋 真ん中から折れた 今にどの橋 渡ろやら してもしたがる 十六七娘 親もさせたがる 繻子(しゅす)の帯 島田まげ 蝶々が止まる 止まるはずだよ 花だもの しゃきとしゃあれ のげはばたしゃたと あじなものだよ きせるさし しょったれ嬶 鍋でけっつあろた いけとっつあ魂消て おはちで褌あろた 白と黒との 碁盤の上で せきを争う 浜千鳥 城山から 大川みれば 流れまかせの いかだ乗り 城山から 川口見れば お滝不動 鉄の橋 城山から 下見下ろせば 茶摘み桑摘み たのしげに 城山の あの頂へ 金のしゃちほこ かざりたや せめて雀の 片羽欲しや 飛んで行きたや お滝様 雪下駄の 裏打ち金よ なるもならぬも 金次第 千松山 そよ吹く風は 流れ流れて 滝不動 大工さんとは 名はよけれども 真の心は 曲がりがね 大仏様 横抱きにして お乳呑ませた 親みたや 出せ出せ 出さねば破る 娘出さねば 壁破る 出せとは俺から言わぬ お前こころに あればこそ 例え胸に 千把ャの 萱焚くとても 煙ださねば 人知らぬ 月は傾く 東は白む 踊り連中も ちらほらと 出た出た 今朝出た舟は 波に押されて 磯廻る 出て行く 煙が残る 残る煙が 癪となる 寺の前で 音頭取った女御 なりは小さいども 唄上手 天守のやぐらの お羽黒様は 七日祭の十日の湯立 親にかいても 見にござれ どうでもしやんせ どうにでもなる私 お前任せたこの身 どんどうと 鳴る瀬は 何処よ あれは瀬波の お滝様 どんぶり鉢 落とせば割れる 娘島田は 寝て割れる バカ長い町だ 足駄カンコで通うた 金の足駄も たまりゃせぬ 並べておいて 縦縞きせて どれが姉ちゃやら おばちゃやら 並べておいて 縦縞着せりゃ どれが姉やら妹やら 縄帯締めて 腰には矢立 瀬波通いは 止められぬ 新潟ャの 川真ん中で あやめ咲くとは しおらしや 主と別れて 松の下通れば 松の露やら 涙やら 寝むられないと 夜中さなかに起きて 人目忍んで 神頼み 羽黒様から お滝様見れば 出舟入舟 帆掛け舟 花のようなる 宝光寺様に 朝日さすまで 寝てみたや 一夜は緞子(どんす)の枕 あすは浮き舟 波枕 踏め踏め踏め 角力取るときは 土俵へこむまで ドンと踏め ぼっこれても 骨離れても わたしゃ要で 止めておく 惚れて見るせいか 乱れし髪も 金の瓔珞(ようらく)下げたよだ 盆だてのんに 何着て踊る 笹の葉でも着て 踊りガサモサと 盆の十六日 暇くれと願うた ササゲ和え物鉢 取って投げた 盆も過ぎれば 十五夜も過ぎる 露に放れた きりぎりす 待ってくりゃんせ 血が出て困る 紙でも夾めましょ 草鞋くい ままよ滝田や 高雄でさえも お呼びやせぬぞえ 紅葉狩り 三面川 水晶のような流れ 玉の瀬の音 さらさらと 三面川 宝の蔵よ あれを見やんせ 鮭の群 三日月様 何故細々と 細いはずだよ 病みあがり むすめ 島田に 蝶々が止まる 止まるはずだよ 花だもの むすめ 十六七 抱き頃寝頃 おっちょこちょいとまくれば 会わせ頃 むすめ 十六七 渡し場の船よ 早く乗ってくりゃんせ 水が出る 娘十六 ササギの年よ 親もさせたがる 針仕事 村上 色香の町よ 堆朱堆黒 茶の香り 村上だよ 良い茶の出どこ ならび鮭川 山辺里織り 村上は 良い茶の出どこ 娘やりたや お茶摘みに 村上は 良い茶の出どこで のぼれば葡萄の ぶどう酒(さけ)と 下れば松山温泉だ ならび鮭川 山辺里織り もっくらがして 親衆に見せた 親衆ぶったまげて 嫁捜す もっともだよ 御行様さえも おやま掛け掛け めろめろと 揉めや揉め 揉まねばならぬ 揉めば茶となるお茶となる #
by 55kara
| 2006-02-05 15:24
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